2019.02.22
ニュースリリース
アリババ、消費財メーカー向けにLSTセミナーを日本初開催
アリババ株式会社(本社所在地:東京都中央区、代表取締役社長CEO:香山誠)は、2019年2月21日(木)にマンダリン オリエンタル 東京にて、消費財メーカーを対象とした日本初のLST(零售通:Ling Shou Tong)に関するセミナー「中国地方都市8億人市場攻略―アリババLSTによる世界最大のエマージング市場獲得事例紹介―」を開催いたしました。
(左)アリババグループ LST事業責任者 Kevin Lin/(右)アリババ株式会社 代表取締役社長CEO 香山誠
当日は、LSTへ興味を持つ日本の消費財メーカーの担当者ら約200名が参加しました。アリババ株式会社 代表取締役社長CEO 香山誠からのご挨拶の後、初来日となるアリババグループ バイスプレジデント LST事業責任者 Kevin LinよりLSTの概要や実績、今後の戦略やグローバル企業の事例について紹介しました。続いて、既にLSTへ参加しているユニ・チャーム株式会社よりLSTの活用事例や実績について、また、ネスレ日本株式会社、ライオン株式会社、株式会社伊藤園より、中国における販売戦略やLSTに寄せる期待についてお話しいただきました。
●アリババ株式会社 代表取締役社長CEO 香山誠のコメント
LSTの現在の状況とビジネスチャンスを示すため、中国国外では世界初となるLSTセミナーを開催する運びとなりました。アリババグループ LST事業責任者であるKevin Linや、日本の消費財市場を代表する企業の皆様にもご登壇いただきました。中国3級以下の都市などの地方に住む約8億人の方々にも、日本の消費財メーカーの製品が品質の良いグローバルブランドとして認知され、販売が広がることを期待しています。
●アリババグループ バイスプレジデント LST事業責任者 Kevin Lin(林小海)のコメント
中国消費財市場は2018年に14%の成長率を見せていますが、従来の販売手法は消費財メーカーにとって高コストで非効率でした。また、中国地方都市の伝統的な小規模小売店舗の2018年の売上は増加していますが、店舗数は減少しています。今後の小規模店舗の成長には、サービスの多様化やデジタル化が不可欠です。
2018年は、流通のさらなる効率化、マーケティングの高精度化、オムニチャネルデータの収集・活用に力を入れてきました。2019年は、より選ばれるプラットフォームになるべく、流通機能の強化や店舗およびブランド向けのマーケティング効率の向上、消費者へのリーチ、店舗のデジタル化など、ビッグデータを活用して提供サービスを強化してまいります。
■LST(零售通:Ling Shou Tong)について
中国地方都市の家族経営の小規模店舗(パパママストア)および消費財メーカーを対象とした、中国の小規模小売店舗130万以上、有名ブランドTop50の85%以上との取引を誇る、消費財業界No.1のB2B流通プラットフォームです。小規模店舗にとっては、アリババのニューリテール戦略を導入することで、ビッグデータを活用した予測を元に効果的な流通、在庫管理、販促などが可能となります。消費財メーカーはLSTに参加することで、約8億人が住む中国地方都市の、130万以上の店舗へ、低コストで販路拡大が期待できます。また店舗の販売データをマーケティングにも活用することができます。
商品カテゴリとしては、安定供給やプラットフォームによるマーケティングが大きく影響する、インスタント食品、チョコレート・キャンディ、オーラルケア、生理用品、スナック菓子、淘宝人気ブランド、雑貨、タオル、スマートフォンやデジカメなどの小型家電といった9つを重視しています。
2016年末に開始した本サービスは現在、中国国内に約600万店存在する小規模店舗の内、約4分の1の130万店舗以上にサービスを提供しています。日本では現在、ユニ・チャームなどの消費財メーカーが参加しています。
■アリババグループについて
アリババグループの使命は、『あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる』であり、102年間の持続的な成長を目指しています。2018年3月31日までの会計年度における収益は399億米ドルでした。
【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
アリババグループ広報事務局 担当:柴田・楊・王
MAIL:alibaba@prap.co.jp