2020.01.09
ニュースリリース
アリババ、FAW Groupとの戦略的パートナーシップを締結
アリババは2020年1月9日、自動車業界におけるデジタル・インテリジェンスの活用を促進する取り組みの一環として、中国大手自動車メーカーであるChina FAW Group Co.,Ltd(以下「FAW Group」)と、中国での次世代ICV(インテリジェント・コネクテッド・ビークル)の共同開発に向けたパートナーシップを締結しました。
FAW Groupは、トヨタ自動車株式会社、マツダ株式会社、フォルクスワーゲンを含むグローバル・ブランドと合弁企業を設立する等、様々な企業と提携を行ってきました。今回アリババとのパートナーシップを通じて、アリババが主導するオープン・モバイル・プラットフォームであるBanma Network Technologyを活用し、新しいICV運用システムの構築を目指します。具体的に、FAW GroupはBanmaのテクノロジーやプラットフォームなどのリソースを活用し、次世代の自動車向けにスマート・コクピット・ソリューションを設計します。
アリババは昨年8月に独自の基本ソフト(OS)技術をパートナー企業向けに公開しましたが、今回のパートナーシップは、それ以降、同社初の戦略的パートナーシップとなります。アリババは、自動車メーカーが抱えるデジタル・トランスフォーメーションのニーズに対して、オープンかつ協力的に取り組んでいきます。
FAW Groupは、アリババクラウドのグローバル・インフラストラクチャなどのエコシステムを活用し、自社のグローバル・デジタル基盤を構築する予定です。加えて、アリババのデータ・インテリジェンス・テクノロジーの活用により、FAW Group製品の研究開発やマーケティング、カスタマーサービスの向上およびオペレーションの最適化などが期待されています。
また、アリババとFAWは自動車産業のデジタル化を推進するため、エッジ・コンピューティングやIoT、ブロックチェーンといった最先端テクノロジーを、スマート・ロジスティクスやHDマップ(高精度3次元地図)などへの実用化に向けた共同研究の実施にも合意しています。
アリババは、2010年に自動運転システムの自社開発に着手し、2016年に最初のインターネットカーを発表しました。現在、このインターネットカーは、ARナビゲーション、インテリジェント音声認識、HDマップ(高精度3次元地図)、O2O(Online to Offline)サービス注文、フード・マップ、ドライブスルー決済機能などの多様なサービスや機能に対応し、お客様にかつてない体験の提供を試みています。現在、中国では、上海汽車集団(SAIC)、Dongfeng Peugeot Citroen Automobile Company、Changan Ford、およびシュコダ・オートが製造する、アリババのオート・ソリューションを搭載した約100万台の自動車が走行しています。
アリババグループについて
アリババグループのミッションは、『あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる(To make it easy to do business anywhere)』です。アリババグループは未来のビジネスインフラを構築することを目指しています。
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カレント・グローバル アリババクラウド広報担当:宮本、百瀬、トウ