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2022.04.22

ニュースリリース

アリババクラウド、IDC MarketScapeレポートで商用CDNの「主要事業者」に選出

低遅延プロトコルやエッジコンピューティング・アプリケーションなどで高評価

中国・杭州発、2022419 - アリババクラウドは、調査会社IDCのレポート「IDC MarketScape2022年世界の商用コンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービス・ベンダーに対する評価(Worldwide Commercial Content Delivery Network Services 2022 Vendor Assessmentdoc #US4765282120223月発行)」で、「主要事業者(Major Player)」に選出されたことを発表しました。IDC MarketScapeは、CDNサービスプロバイダー10社を対象に、各社の世界規模の配信能力や成長戦略などの評価基準に基づいて、調査や分析を行います。

本レポートで「Alibaba Cloud CDN」は、中国での主要なポイント・オブ・プレゼンス(PoP)の展開や、メディアおよびウェブ・コンテンツの広範な配信能力で、プレゼンスを高めていると報告されています。現在、中国国内の人気ウェブサイトの約80%をアリババクラウドのCDNが支援しています。また1150万件ものドメイン名をサポートするほか、中国国外の複数のグローバルインターネットサービスプロバイダーと連携して、あらゆる場所からユーザーが一貫したサービスを受けられる環境を提供しています。

CDNは、エンドユーザーにコンテンツを円滑に配信するためのインフラストラクチャです。アリババクラウドのCDNサービスは、低遅延プロトコルやエンドツーエンドのビデオライフサイクル管理に加えて、都市型IoTや産業用インターネットアプリケーション、クラウドゲーム、ビジュアルコンピューティングプラットフォームなどをサポートするエッジアプリケーションを強みとしており、これらの機能が高く評価されました。

エッジコンピューティングは、アリババクラウドのコントロールプレーンとデータフロー・システムをクラウドコンテナにアップグレードする際に適用されます。これにより、ダイナミックなオンデマンド配信と高い弾力性を実現し、CDNの安定性を向上させています。

アリババクラウド・インテリジェンスのプレジデントであるジェフ・チャン(Jeff Zhangは、次のように述べています。
「信頼性が高く、費用対効果の高いコンテンツ配信は、デジタル経済にとって不可欠な要素です。CDNに関連したサービスへの需要は、今後さらに高まると考えています。IDC MarketScapeCDNの『主要事業者』に選出されたことは、当社のこれまでの取り組みが認められたことを意味し、また大きな励みとなります。近年、中国のみならず、世界中の企業のメディアおよびウェブ・コンテンツのニーズを満たすという目標に向けて取り組みを深化させています。今後もさらにサービスを革新し、お客様の成長を支援していきたいと考えています。」

IDCは、商用CDNの市場規模が2025年までに188億ドルに達すると予測しています。また今後5年間で、17.1%の年平均成長率で成長しながら、5つのサービス分野(オーバー・ザ・トップ・ビデオ、ウェブ・電子メール・データ、オンラインゲーム、ファイル共有、セキュリティ)を中心に発展すると見込んでいます。

アリババクラウドは、世界6大陸で2,800以上のノードと150Tbpsの帯域幅を提供しています。その他にも、水平方向のサービス拡張、カスタマイズ可能なコンソール、複数のAPI、シンプルなアーキテクチャ拡張といった、クラウドネイティブの機能と組み合わせて顧客基盤に優れたCDN体験を提供しており、この成長機会に応じた支援が可能です。

アリババクラウドのCDN機能は、流通総額が毎年更新されるアリババの「ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル」の需要に常に対応しています。フェスティバルの各フェーズで、トラフィック量の正確な予測や、ライブストリーミングなどネットワークが集約するアクティビティをサポートし、販売者と消費者の双方に安定した体験を提供しました。

また、アリババクラウドのCDN機能は、インドネシアのメディア最大手であるMNC Groupやオンライン教育プラットフォームのRuangguruでも導入され、ユーザーにあらゆるデジタルコンテンツを円滑に配信しています。同様に、フィリピンの大手ライブストリーミングエンターテイメントプラットフォームであるKumuも、アリババクラウドのCDNを活用し、同社のプラットフォーム上で求められる多様なニーズに対応しています。

IDC MarketScapeWorldwide Commercial Content Delivery Network Services 2022 Vendor Assessmentの詳細は、こちらをご覧ください。

IDC MarketScapeについて
IDC MarketScape は、特定市場におけるICTサプライヤーの競争力の適応度を把握できるベンダー分析モデルです。調査方法として、定量的および定性的な評価基準に基づいた厳密な採点手法を用いています。調査結果は当該市場における各ベンダーの位置付けを示す、1つのグラフィックスによって図示されます。IDC MarketScape は、ICTベンダーの製品とサービス、ケイパビリティ(製品/サービス提供能力)、戦略、さらには現在および将来の市場における成功要因を比較可能とした明確なフレームワークを提供します。ITバイヤーはこのフレームワークを利用することによって、ICTベンダーの強みと弱みを包括的に把握することができます。

アリババクラウドについて
2009年に設立されたアリババクラウドは (www.alibabacloud.com)、アリババグループのデータ・インテリジェンスの中枢です。ガートナーによると、アリババクラウドは世界のIaaSプロバイダーの上位3社に入ります。また、IDCによると、アリババクラウドは中国におけるパブリック・クラウドサービスの最大手プロバイダーでもあり、同社のマーケットプレイスを利用する事業者、スタートアップ、企業、公共サービスを含む、世界中の組織に包括的なクラウド・コンピューティング・サービスを提供しています。アリババクラウドは、国際オリンピック委員会 (IOC) の公式クラウドサービス・パートナーでもあります。