2022.12.02
ニュースリリース
ツァイニャオ、「ダブルイレブン」にて持続可能性と顧客体験に重点を置いたサービスを提供
- ツァイニャオは130,000以上のツァイニャオ・ステーションにおいてリサイクルキャンペーンを展開し、約600万個の使用済み段ボール箱を回収
- 戸口まで配送された荷物は、中国で過去最高となる2億個以上
- 国際配送にかかる時間は前年比最大5時間も短縮
アリババグループの物流部門であるツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡、以下ツァイニャオ)は、本年度の「天猫ダブルイレブン・ショッピングフェスティバル(以下、ダブルイレブン)」における注目点を発表しました。ツァイニャオは、よりグリーンなイベントを実現するために、「持続可能性」と「顧客体験」という2つの重点分野を特定し、様々な取り組みを展開しました。
より環境にやさしいダブルイレブン
ツァイニャオは過去のダブルイレブンにおけるリサイクル活動の成功と経験をもとに、今年はサービスを拡大し、13万か所以上のツァイニャオ・ステーションにおいてリサイクルキャンペーンを展開しました。11月11日12時点、約400万個の使用済み段ボール箱を回収しており、今回のダブルイレブン累計では600万箱の回収を見込んでいます。また、毎日100,000人以上の顧客がリユース梱包資材を用いて発送しています。
ツァイニャオは、さらなる持続可能性を追求するために、ユニリーバやYili Group(中国の乳製品メーカー)などを含む合計取扱商品が150,000点を超える何千ものマーチャントと提携し、より環境に優しいサプライチェーン構築を促進することにより、小包あたり50gのカーボンフットプリント削減を実現しました。
アリババのエコシステムや地域社会における物流、サプライチェーンの持続可能性を推進する多面的なアプローチによって、今年だけで20億以上のグリーンアクションが実施されると推測しています。
より顧客中心のダブルイレブン
ツァイニャオはダブルイレブン開催に先立ち、10万人以上のパートタイム労働者を増員し、より良い顧客体験を提供するため、宅配サービスの対応地域を拡大しました。11月11日12時現在、戸口まで配送した荷物は1億2000万個以上となっており、最終的にはダブルイレブン期間中に中国史上最大となる合計2億個を超える見込みです。
ツァイニャオは自社運営する直送サービス、ツァイニャオ・ステーション、宅配便パートナーを網羅することにより、ラストワンマイル配送ネットワークを強化し、より安定した適時配送を実現するための取り組みも行っています。また、中国の400以上の大学において自律型配送ロボット小蛮驢(シャオマンリュ)を導入し、11月11日正午時点で、大学内の荷物総量の3分の1に相当する200万個の荷物を配送しました。さらに、ダブルイレブンのピーク時には、1日平均数千万個の荷物を届けました。
中国から海外へ輸出する国際物流では港の近くにある優先倉庫を活用し、韓国においてマーチャントの集荷から宅配まで最短37時間を実現しました。また、ヨーロッパにある15か所の海外倉庫を活用し、ヨーロッパの主要都市への当日または翌日配送を実現しました。例えば、フランスでは、海外倉庫から出荷された商品が2時間17分という短時間で配達されたという実績があります。ツァイニャオの国際物流の効率化により、中国のマーチャントが発送してから海外顧客に届くまでの配送時間は、前年比約5時間短縮されました。
ツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡)について
2013年に設立されたツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡)は、スマートロジスティクス企業であり、アリババグループの物流部門でもあります。顧客価値創造へのコミットメントの一環として、サプライチェーンに関わるすべてのプレーヤーの効率性と顧客体験を向上させることを目的とし、物流事業に関し協力的なアプローチを採用しています。中国国内では24時間以内、全世界では72時間以内の配送を目指し、「To make it easy to do business anywhere(あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる)」というアリババグループのミッションを実践しています。
詳細については https://alibaba.co.jp/service/cainiao/をご覧ください。